iPhoneは「何年ごとに買い替える」のが得なのか 常に快適で安く運用するには"売り時"を逃さないこと

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「街のiPhone修理店」で安く修理するという選択肢もある。アップルが正規で認めていない修理店では、正規ではなくコピー部品で修理していることは知っておきたい(iPhoneは修理部品を正規サービスプロバイダーにしか提供していない)。つまり、非正規店で修理されたiPhoneは、本来のディスプレイやタッチパネル、バッテリーの性能を発揮できない。

また、非正規店で修理された形跡のあるiPhoneは、正規サービスプロバイダーで修理してもらえなくなる可能性がある。

3年以上経った古いiPhoneを、どうしても低コストで修理したい……というのであれば非正規店で直すのもいいだろう。新しいiPhoneは正規サービスプロバイダーで修理することをお勧めしたいし、そのためにアップルケア+に入っておくことのがベターだ。

どれほど新しい機能が必要で考える

話をシンプルにするため、アップルストアで一括で買った場合で考えたが、実際にはキャリアショップで分割で買うこともできるし、最近ではキャリア契約なしで、SIMフリー機を分割で買ったりできるので、そういう場合も考えると、事情はより複雑だ。

とはいえ、やはり毎年買い替えるのは高コストで、2~3年おきに買い替えるぐらいがリーズナブルに最新モデルに近い機能を維持して使えるのは間違いない。

アップルケア+が適用される3年という期間もひとつの基準だろう。

最新のiOS 18には、iPhone XS世代からアップデートできるので、6年前のiPhoneまでカバーされることになるが、筆者の実感としては4年前のiPhone 12ぐらいまでが日常的にストレスなく使える限界だと感じる。

複数のiPhone
iOSはXS世代までサポートしているが、筆者の感覚では現代的なアプリの機能をストレスなく使えるのはiPhone 12世代ぐらいまで。11以前のiPhoneユーザーは、最新モデルに買い替えたら感動するはずだ(筆者撮影)

iPhone 15 Proと、iPhone 16シリーズの全モデルはApple Intelligenceに対応しているが、日本で対応するのは2025年。筆者はApple Intelligenceの実用化を受け、次世代のiPhone 17シリーズはいよいよ大きな変革があると思っている(画面サイズも含め、Apple Intelligenceが実働するとニーズが大きく変化するだろう)。

未来予想も踏まえて、いつiPhoneを買い替えるかを判断していこう。

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村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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