SE新作なき今「iPhone 16e」を選べば問題ないのか ホームボタンに別れを告げ、来るべきAI時代に備える

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iPhone 16e
ついに、ホームボタンとLightningコネクターに別れを告げる時が来た(写真:筆者撮影)
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「ホームボタンがあるiPhoneがいい」「小さいSEがお気に入りだった」という方は多いと思う。しかし、iPhone SE4は登場せず、登場したのはiPhone 16e。

しかも、価格は一番安価な128GBモデルでさえ9万9800円と、64GBモデルで6万2800円だったiPhone SE(第3世代)よりかなり高価。「LINEができればいい」という高齢者の方や、落としたりして壊す可能性が高い子供のために購入するには高価過ぎる。どうすればいいのか?

ホームボタン時代の終焉

残念ながら、ホームボタンを持つiPhone SE(第3世代)のようなモデルは帰ってこない。

2007年から18年続いたホームボタンの時代は終わったのだ。

ホームボタンには「押せば初期画面に戻る」というシンプルなわかりやすさがあった。

iPhone SE
ホームボタンの付いたiPhone SE(第3世代)を探して買う人もいると言う(写真:筆者撮影)

iPhoneという小さなコンピュータを、誰もが使えるようにするために、このボタンが大いに役に立ったのだ。

しかし、18年の年月が経ち、多くの人はスマホという小さなコンピュータに慣れた。iPhoneと同時に生まれた子供が18歳になりiPhoneを使いこなし、その時60歳だった人は78歳になっているはずだ。

ホームボタンには欠点もあった。まず、その形状と配置の都合から力を入れやすく、それゆえ壊れることも多かった。そのため物理的なスイッチだったのが、途中からタッチスイッチになったが、それでも別パーツのスイッチだったからトラブルの原因にはなり得た。

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