米不足に備え「安くて美味な米」選ぶポイント3つ 米・食味鑑定士が経験と知識をもとに徹底解説

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お米のタイプとしては、「甘くて粘りのある、白飯で食べたいお米」「あっさりしたご飯が好きで、食材を活かせるお米」「どんな食材にも合うお米」の3つで考えると選びやすいです。

玄米を購入する場合は?

ポイント3 栽培方式を確認する(特に玄米の場合)
米ビジネス
『米ビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

場合によっては、JAS有機米(無農薬栽培)や減農薬栽培、自然栽培など、栽培方式を見ることも大事です。特に、玄米のまま炊いて食べる場合は、この点にお気をつけください。

糠の部分に農薬などが残っている場合があります。白飯で食べる場合は、農薬はほぼ精米によって除去されるので、そこまで気にする必要はありません。

なお、レストランや飲食店で扱うご飯の場合は、その食事の方向性に合うもので決めてみてください。少しでも安いからといって選ぶと、料理全体の価値が下がります。

料理に合ったおいしいご飯を選ぶことがお店の繁盛にもつながるので、お米選びにはぜひ慎重に取り組んでみてください。

芦垣 裕 有限会社初音屋 代表取締役/ 米・食味鑑定士/水田環境鑑定士/調理炊飯鑑定士/おこめアドバイザー

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あしがき ひろし / Hiroshi Ashigaki

横浜で3代続く米屋の店主。取り扱うお米は、田んぼの自然環境までを自ら確認し、気に入ったお米のみ。米・食味分析鑑定コンクール国際大会の審査員を20年以上務めている。そのほか、お米日本一コンテストin静岡の全国大会、天栄米コンクール(福島県)、栃木県産米食味鑑定コンクール、飛騨の美味しいお米食味コンクールなど、多数のお米コンクールの審査員を務める。また、ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」のお米特集をはじめ、フジテレビ「LiveNewsイット!」など、メディアでもお米に関するコメントを行い、お米の素晴らしさを伝えている。

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