米不足に備え「安くて美味な米」選ぶポイント3つ 米・食味鑑定士が経験と知識をもとに徹底解説

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スーパーのお米の売り場に並んでいるお米のほとんどは、卸会社で精米したものです。

特に、都市近郊のスーパーでは、全国の銘柄米を取り揃えています。また、大手チェーン店のスーパーは、主たる納入先が決まっているので、地区ごとに同じお米が並んでいます。

例えば、「新潟県産コシヒカリ」「魚沼産コシヒカリ」に加えて、東日本で定番なのが「あきたこまち」「ひとめぼれ」などです。これらは、ほぼどこのスーパーにも置いてあります。また、西日本で多く並んでいるのは「ヒノヒカリ」です。

売り方としては、スーパーには2kgや5kgの小袋に入ったお米が何種類か置かれています。特売品になると、5kgや10kgの袋で売っているお米も見られます。 また、地方のスーパーでは地元の銘柄米や、地元の米業者のお米もよく並んでいます。

米屋でお米を買うメリット

一方、お米屋さんはどうでしょうか。昔のお米屋さんでは、5kgの袋に入れたブランド銘柄米を前面に出し、おすすめ品として最前列に並べるケースがよく見られました。

昔ながらのお米屋さんは今でもありますが、世代交代がなかなかうまくいかないなかで、大変苦労をされているようです。

最近のお米屋さんは店舗を清潔にして、袋に詰めたものはあまり並べていません。特売品や価格の安い業務用白米を並べることはありますが、お米だけではない産地の農産物や畜産物が売られたりもしています。

おすすめ品やこだわり品は玄米で展示しており、コーヒー豆を売る専門店のように樽に入れたり、透明のケースに入れたりして、来店したお客様にお米の説明をしながらその場で精米する、といったお米屋さんも増えています。

こうすることで、精米したばかりの新鮮なお米が提供でき、大きさや色などの違いも魅せやすいメリットがあります。

また、最近では生産者から直接お米を仕入れているお店も多く、生産者自らお店に訪れイベントを開催するケースも出てきています。もちろん、米農家直送のお米は米屋の店主自らが買い付けに行っていて、生産者の写真が店舗内に貼られていたりします。

対面販売の場合、お米へのこだわりなどの話も聞けて、お米選びの幅を広げることができます。

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