「にぎりたてのおにぎり」を手渡しで渡して、その場で食べてもらう「おにぎりイベント」を各地で開催する「にぎりびと」神谷よしえさん。
拠点とする佐賀県・嬉野温泉の和多屋別荘で「おにぎり 神谷」として定期的に開催される朝食会は予約枠がすぐにいっぱいになってしまうという。
全国各地からも「おにぎりをにぎりに来てほしい」「イベントでおにぎりをにぎってほしい」というオファーが絶えず、その活動は海外にも広がっている。
神谷さんはなぜおにぎりをにぎるのか、神谷さんのにぎるおにぎりは何がそんなに魅力的なのか。人気の秘密に迫ってみた。
*この記事の前編:"炊飯器と世界を旅する"女性「にぎりびと」の意外な正体
*この記事の続き:にぎりびと直伝!「絶品おにぎり」作る簡単すぎる技
おにぎりは「元気玉」!
国内外を舞台に「おにぎり」をにぎって手渡しで食べさせる「おにぎりイベント」を開催する「にぎりびと」神谷さん。
神谷さんのおにぎりの特徴は「にぎりたての熱々おにぎり」を、食べる人に「手渡し」することにある。食べる人は受け取ってそのまま食べるのだ。
「ドラゴンボールの『元気玉』 じゃないけど、元気は直接渡してこそだと思うんです。一回お皿に置いてしまうと、なんとなく元気玉じゃなくなる気がして(笑)。
でもこうしておにぎりで元気を渡していくと、逆に私自身もみなさんから元気をいただくことができるんです。
イベントなどで一度に数百個のおにぎりをにぎることもあるのですが、どれだけにぎっても全然疲れない。おにぎりを通じてエネルギーのキャッチボールをしているような感覚です」
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