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「エンドウ豆からできたジン」世界中で注目のなぜ 仕掛け人は女性醸造家、蒸溜法は無償で公開も

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  • ケリー狩野 智映 フリーランスライター、コピーライター、メディアコーディネーター、翻訳者
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彼らはどのようなスピリッツを造り出しているのか。世界100カ国以上の現地在住日本人ライターたちの集まり「海外書き人クラブ」会員である筆者が取材した。

自家農場の作物でスピリッツを造るアービキー蒸溜所(写真:筆者撮影)

アービキー蒸溜所は、東京ドーム約174個分に相当する2000エーカーの家族経営農場の中にある。

何世代にもわたってこの地で農業を営んできたスターリング家の3兄弟が、2013年に創設した独立系クラフト蒸溜所だ。スコットランドのケルト系先住民の言語、ゲール語で「自然」を意味する「Nàdar(ナダー)」という銘柄で販売している。

畑から一貫したスピリッツ造り

ほとんどの蒸溜所が外部から調達したベーススピリッツでジンやウォッカを造っているのに対し、アービキーのベーススピリッツは自家製。しかも、原料は自家農場の作物である。

ジンの香りづけに欠かせないジュニパーベリーや、ほかのボタニカル(香草類)も、自分たちの畑で採れたもの。ボトル詰めも蒸溜所内でやっている。つまり、フィールド・トゥ・ボトル(畑からボトルまで)のスピリッツ造りを展開しているのだ。

蒸溜設備が収められている建物はかつて農場の牛舎だった(写真: 筆者撮影)

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