今も「異業種交流会」に行きまくっている人の盲点 単なる名刺交換は「時間の無駄でしかない」の訳

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たとえば、英語を学ぶのは誰のためでしょうか? 

①自分のキャリアアップのため? ②クライアントや、一緒に仕事をする外国人のため? 

①の方は、TOEICのスコアは高くなりそうですが、何年もかけ、実践の場では役立たない「笑われない英語」を身につけがち。②の人は、すぐに実践の場で英語を試そうとするはずです。文法などグチャグチャでも、身振り手振りも活用して「伝える」ことに意識が向くからです。「どちらが現場で使えるか」は一目瞭然ではないでしょうか。

MBA取得は何のため?

あるいは、MBA(経営学修士)を取得するのはなんのためですか? 

①自分のキャリアのため? ②社会に価値を提供するため? 

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②の場合であれば、実際に自らビジネスを立ち上げて、経営経験を積むほうが合理的かもしれません。たとえ失敗したとしても、「会社経営をした」という経験があれば、MBAを取得しなくても、経営の本質を知る方はあなたの経営経験について一目置いてくれるでしょう。

何よりも、現地現物の経験値に勝る学びはありません。私も経営コンサルタントではなく、自社を経験して初めて経営の本質を学べていると実感しています。もちろんまだまだ道半ばではありますが。

そして、私がここで一貫して伝えておきたいことは、「人生の時間は限られているということ」です。不毛な学び直しなんか今すぐ捨てて、目の前のことに集中し、誰かの役に立つことを考えるほうが、ずっとシンプルで充実した人生を送れるのではないでしょうか。

山本 大平 経営コンサルタント、F6 Design代表取締役

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やまもと だいへい / Daihei Yamamoto

2004年京都大学大学院修了後トヨタ自動車に入社。エンジニアとして新型車の開発業務に携わる。トヨタグループのデータサイエンスの大会で優勝経験を持つ。その後TBSへ転職。日曜劇場、SASUKEなど、注力番組のプロモーション及びマーケティング戦略に従事。アクセンチュアにて経営コンサルタントの経験を経て、マーケティング総合支援会社F6 Design創業。ChatGPTを含めたAIの利活用や経営に資するマーケティング戦略のプロ。アコーディア・ゴルフ執行役員CMO、DMM.make AKIBA戦略顧問、SCENTMATIC戦略顧問/CMOなど、大手からベンチャーまで数多くの企業の要職を歴任/兼任中。『トヨタの会議は30分』は初著書ながら10万部を突破。

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