ただ最新のニュースを得るだけではない…優れた経営者たちが実践している「ドケチ」な新聞の読み方

仕事のできる人は、情報に対して「ケチ」だという(写真:EKAKI/PIXTA)
世間ではリスキリングの重要性が声高に叫ばれていますが、忙しい毎日の中で勉強する時間を捻出するのはなかなか大変なもの。ですが放送作家で戦略的PRコンサルタントの野呂エイシロウ氏によれば、普段の生活の中で得られる情報に「ケチ」になれば、ビジネスに役に立つ情報はいくらでも手に入るといいます。
そんな野呂氏がこれまで見てきた、仕事ができる人の「情報収集術」について、同氏の著書『道ばたの石ころ どうやって売るか? 頭のいい人がやっている「視点を変える」思考法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
仕事のできる人は、情報に対して「ケチ」である
インプットの重要性について、ホリエモンこと堀江貴文さんは著書『本音で生きる』(SBクリエイティブ)のなかで次のように語っています。
「自分の意見をうまくアウトプットできないと悩む人もいるが、それはたんにインプットしている情報が足りていないだけだ。インプットの量とスピードを増やせば、自然とアウトプットの量やスピードも増え、自分なりの考察が自然と湧き出てくるようになる。
頭を使うべきは、自分の考察をどうひねり出すかではなく、インプットの量とスピードをいかにして向上させるかなのだ」
「毎日脳にインプットする情報量が、しきい値(境界となる値)を超えると、脳の中で情報のネットワークが生まれて、なんらかのアウトプットを発するようになっているのかもしれない」
インプットを増やせば、仕事でもプライベートでも何か課題に直面した際に、「どうすれば解決できるだろう」と思案をめぐらせるうちに、自然と頭の中の「情報の引き出し」から必要な知識が引き出されてきます。
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