ただ最新のニュースを得るだけではない…優れた経営者たちが実践している「ドケチ」な新聞の読み方
私は、芸能界の情報ケチ人の代表がタモリさんだと思います。彼はとにかく調べるのが好きな人で、そのマニアックさから『ブラタモリ』のような番組ができてしまいます。
番組ではその道の専門家が登場しますが、彼らが驚くほどタモリさんが歴史や地理に詳しかったりします。もともとタモリさんが好きなジャンルなので苦にならないのでしょう。
しかも、スタッフがサプライズ的なものを用意しても、もの知りすぎてサプライズにならないのだとか。
いっぽうで、『ミュージックステーション』の司会では、アイドルグループなどと会話ができます。これは『笑っていいとも!』でさまざまなゲストと話をしてきた経験値がものを言うということもありますが、やはり人が好きなのだと思います。相手のことを事前に調べていて、相手の話題についていけるのです。
誰にでもズバッと切り込んだ話ができる。それは情報に貪欲だからです。
優秀な経営者は、新聞記事を「値付け」する
私は今まで、優れた経営者の方に何人もお会いしてきましたが、どの人も情報に貪欲です。
例えば、新聞ひとつ読んでも、ただ最新のニュースを得るというだけでなく、その情報に100万円の価値があるか、1000万円の価値があるかという視点で真剣に読みます。新聞でもネットニュースでも、暇つぶしで見ていないのです。
ケチだからこそ、すべてをムダにしない。パッと見かけた情報も深掘りすることを続けていけば、その分野では周りの中で誰よりも詳しくなります。すでに人とは一線を画す存在です。
つまり、「〇〇のことだったら、あいつに訊け」と一目置かれる人になれます。
情報のインプットに使えるメディアはいろいろありますが、ビジネスパーソンであれば、新聞は便利なアイテムです。新聞は速報性重視のメディアなので、時代の空気やトレンドをダイレクトに反映します。その特性を踏まえたうえで、インプットを増やすといいでしょう。
私は新聞をそれこそ隅々まで読みます。先ほどもお話ししましたが、私は情報に関しては「ドケチ」なので元を取れるようにしっかり読みます。
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