ただ最新のニュースを得るだけではない…優れた経営者たちが実践している「ドケチ」な新聞の読み方

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時間もないので、新聞も本も1回しか読まずに、必要な情報だけをインプットします。ここだけは重要だと思ったところは、線を引いて写メに残したりしています。

ただし、こんな話をすると、

「今時、新聞なんてオールドメディアじゃないですか」

「私の周りで、新聞を取っている人なんてほとんどいませんよ」

こんな声が聞こえてきそうです。

年収1000万円超の人の9割は「新聞」を読んでいる

しかし、新聞にはSNSやネットニュースにはない良さもあります。例えるなら「バランスの取れた栄養満点の食事」です。

新聞は、政治、経済、社会、文化など幅広い情報を一度にチェックできます。情報は精査されて、信頼性もありますから、管理栄養士に作ってもらった料理のようなものです。

最近は、SNSやネットニュースだけで情報を得る人が多いようです。それでも情報は入ってきますが、どうしても自分好みの情報に偏ってしまいますし、刺激的な情報にばかり目が向くようになってしまいがちです。

いわば、甘いお菓子や、脂こってりのラーメンばかり食べているようなものです。たしかに美味しいのですが、そればかりだと栄養が偏りますよね。情報の摂取に関しても似たようなことが言えると思います。

最近は新聞を読む人は減っています。しかし、いっぽうで年収1000万円を超える人の92パーセントが新聞を購読しているという調査結果もあります。

年収1400万円を超える現役メガバンク行員で、著書『雑用は上司の隣でやりなさい あなたの評価を最大限に高める「コスパ最強」仕事術』(ダイヤモンド社)がヒットしているブロガーのたこすさんがダイヤモンド・オンラインの記事で語ったところによると、メガバンクでは日経新聞を読むことが出世の条件になっているようです。

仕事のできる人の間では「日経新聞に何が書かれていたのか」が共通の話題になっているので、円滑なコミュニケーションを取るためには欠かせないのです。

こうした話は、メガバンクに限ったことではないでしょう。高収入のビジネスパーソンであれば、ほとんどが日経新聞を読んでいると思っていいでしょうし、その情報の信頼性は抜群です。

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