今も「異業種交流会」に行きまくっている人の盲点 単なる名刺交換は「時間の無駄でしかない」の訳

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もっとも、ここでいう「情報」とは、「日々の自分の行動の指針となるもの」、あるいは「自分が最適な判断を下すための材料となるもの」と定義しています。

交流会に参加する目的の1つは、新たな出会いを通じてビジネスチャンスを広げることだと思います。

しかし、弊社で独自にアンケート調査を実施し、分析を行ったところ、交流会で得をするのは、実は「概ね主催者側だけ」であることがわかっています。また、その調査を丁寧に分析した結果、参加者側のメリットは統計的にはほぼ皆無であることもわかっています。

言われてみれば、初対面の人と少し話して、「名刺コレクター」になっている方も多いのではないでしょうか。使うこともない捨てられない名刺がただ増えるだけ。そして、参加者がそこで得られる「筋の良い情報」なんて決して手に入ることはありません。

交流会では有用な情報は得られない

マーケットに先手を打つことができる価値ある情報を、そんなどこの馬の骨かわからない人間にベラベラとしゃべる人間なんているはずもなければ、そんな貴重な情報や一流の人脈を持つビジネスパーソンが得体の知れない交流会にそもそも参加することもありません。

この話を「当たり前だ」と思われる方はそれなりの方だとお察ししますが、実は弊社のその独自調査では「機会があれば積極的にビジネス交流会に参加したい」という回答者が8割もいるという結果も出ています。

これも1つのファクト。知らないうちに日本もこんな状況になったのかと、私自身、度肝を抜かれた回答結果でした。

ここでは交流会を1つの例としてお話ししていますが、「安易につながること」が交流会という言葉の真意です。

昨今ではSNSの普及もあって、親指だけで知らない人と接点を持てるようになりましたが、このSNSの世界でも得するのは開催者側、つまりインフルエンサーだけになっているのではないでしょうか? 

しかし、インフルエンサーが正しい情報を発信しているかと言うと……。フォロワーという後楯があるからこそ、発信している情報に信憑性があるように見せているともいえます。

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