便利な生成AIだけど…安全に使うための注意事項。AIの嘘を見抜き、個人情報を守るために意識すべきことは?

生成AIを使うときに知っておくべきポイントをご紹介します(写真:チキタカ(tiquitaca)/PIXTA)
生成AIを使えば業務を効率化できますが、注意すべきポイントを知らなければ自分のみならず、顧客にも損失を与えかねません。今回紹介するポイントは、今後生成AIの技術が発展しても変わらない普遍的なものです。生成AIをこれから安全に使い続けるために、生成AIを使うときに知っておくべきポイントを『この一冊で全部わかる ChatGPT & Copilotの教科書』よりご紹介します。
その1:最新の情報は含まれていない
生成AIが学習したデータには最新の情報が含まれていないため、使用する際はデータの鮮度を確認する必要があります。
例えば2024年8月時点では、ChatGPTのGPT-3.5は2022年1月までのデータ、GPT-4は2023年12月までのデータ、GPT-4oは2023年10月までのデータをもとに学習されています。学習に用いたデータの収集日のことを、ナレッジカットオフといいます。
つまりこれらのモデルは、それ以降の情報をもっていません。そのため、生成AIに最新のトピックについて質問したり、最新のデータが含まれる出力を求めたりする場合は、正しい返答が得られないため注意が必要です。
ブラウジング機能を利用する
ただし、ChatGPTやCopilotなど、一部の生成AIにはインターネットから情報を取得できる機能(ブラウジング機能)が搭載されています。ブラウジング機能が搭載されている生成AIを使えば、最新の情報を取得できる場合もあります。しかし、それでも最新情報を確実に得られるとは限りません。
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