企業が生成AIを使う時に気をつけたい3つのこと 万全な管理のコツは、ユーザーとIT部門の連携
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企業が生成AIを使う時、ユーザー側とIT部門はそれぞれどのようなことに気をつければよいのだろうか(画像:nonpii / PIXTA)
生成AI技術が、ビジネスの現場に急速に普及している。クラウドなどの脅威を調査するアメリカのNetskope Threat Labsが2024年7月に公表した調査結果によると、生成AIを利用する企業の数は1年前の74%から96%に増えた。ほぼすべての企業が利用するようになっている。また、1つの企業が利用する生成AIアプリの数とユーザー数は、どちらも前年比で3倍に増えた。
46%が「生成AIに独自のソースコードを共有」
現状、生成AIの典型的な使い方は、ChatGPTなどの機能がアプリケーションやポータルなどに組み込まれ、ユーザーの検索、複製、編集、コンテンツ作成などの業務を支援するといったものである。
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一方で課題もある。生成AIに入力したデータは、生成AIサービス提供者側のコンピューターが学習することになる。そこで、他ユーザーが生成AIに文章などを作成させた際に、自社の機密情報を含む文章ができてしまい、結果として機密情報が漏洩するリスクがある。
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