ニューヨーク女性の生き方は何が違うのか 日本女性が共感する「エリカ本」とは?

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私が米国に住んでいて感じるのは、日本と比べて子離れが早いことです。赤ちゃんのときから赤ちゃん扱いせず、1人の人間として尊重しているように見えます。そして、家にずっといるときでも、ママ、妻、女の時間をしっかり分けている。日本だと、赤ちゃんがいるとずっとママですよね。意識して顔を分けてみてはどうでしょう。

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エリカさんは3冊の本を世に出している

――起業したい人へのアドバイスは。

起業したいから起業するのは間違いです。したいこと、やりたいことを見つけたら、いきなり飛び込むのではなく、知識や経験を得てからスタートすることです。何をするにも土台となる礎をしっかり築かないと、上にいいものは立ちません。

私は、自分がほしいと思ってきたレッグウエアを作るという目標を持ちながら仕事をしていました。日本には“着眼大局、着手小局”という言葉がありますよね。大きな視野でものごとを見て、自分がしなければいけない目先のことを詰めていく。その精神が大切です。

悩める女性たちの力になりたい

――たくさんの自己啓発本がある中で、著書が支持されているのはなぜだと思いますか。

Erica Miyasaka/2003年NYに渡り、ファッションコンサルタントのパートナーとして経営を学ぶ。10年起業、Erica in Style, Inc. 設立。ブログを始めて、多くの日本人女性が生き方に悩んでいることを知り、自ら出版プロデューサーに声をかけ出版を実現した

本を読んでくださる方はたくさんいるだろうと思っていました。売るためにというより、自分の経験で悩める女性たちの力になりたいという思いで書きましたから。

人目を気にして強く生きる女性になりたいと言えなかった女性たちが、私の本を読んで「自分が思っていたことが書いてある」と共感してくださっているのでは。ブログや本を通じて、私が有言実行で取り組んでいることが伝わっていて、信頼されているからではないかと思います。

3冊目の本『ニューヨーク流本物の美の磨き方』では、きれいと美しさは違うことを伝えました。きれい=美しいとしている人が多いのですが、きれいなだけでは美しさは完成しない。おかげさまで新しい読者も増え、男性にも読んでいただいている。美とあっても、共感できる話が多いようです。

高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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