スマホで備える、災害時に役立つ「防災ツール」 いざという時のために入れておきたいアプリ、サイトを網羅
乾電池式の充電器は、スマホをフル充電できる性能はないが、電池の劣化が緩やかなため、メンテナンスの手間が省ける。単三電池8本でスマホを1回満充電できる程度の容量があるので、防災ボックスに入れておくと役立つだろう。
さらに余裕があれば、キャンプ用などの大容量ポータブル電源を用意しておくのもおすすめだ。リン酸鉄リチウムイオン電池を使ったものは、過充電・過放電に強いため防災に適している。小型のソーラーパネルと組み合わせれば、太陽光でスマホを充電することもできる。
災害時の通信手段の確認
大規模な災害が発生すると、通信キャリアが被災地域のユーザーに対して料金の減免や無料提供を行うことがある。これは、被災者が金銭的な負担を気にすることなく、インターネットを使って必要な情報を収集したり、安否確認を行ったりできるようにするための措置だ。
例えば、大手キャリアでは災害時に被災地の利用者を対象に、一定期間のデータ通信量を無償で提供したり、月額料金を減額したりするサービスを実施している。要するに、被災地域の住民は、ギガを気にせずスマホを使えるようになることもある。
また、災害時には無料Wi-Fiサービス「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」が開放される。「00000JAPAN」は、地震や洪水などの大規模災害時に通信各社が自社の公衆無線LANを無料開放する形で提供される。大規模災害が発生し、携帯電話ネットワークが広範囲に被害を受けた場合、災害発生から72時間以内に開放される。利用方法は簡単で、スマホやパソコンのWi-Fi設定をONにし、「00000JAPAN」というSSIDを選択するだけ。IDやパスワードの入力は不要だ。
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