スマホで備える、災害時に役立つ「防災ツール」 いざという時のために入れておきたいアプリ、サイトを網羅

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
モバイルバッテリー
リチウムイオン式のモバイルバッテリーを非常用持ち出し袋に入れる場合、定期的に再充電する必要がある(写真:Getty Images)

乾電池式の充電器は、スマホをフル充電できる性能はないが、電池の劣化が緩やかなため、メンテナンスの手間が省ける。単三電池8本でスマホを1回満充電できる程度の容量があるので、防災ボックスに入れておくと役立つだろう。

さらに余裕があれば、キャンプ用などの大容量ポータブル電源を用意しておくのもおすすめだ。リン酸鉄リチウムイオン電池を使ったものは、過充電・過放電に強いため防災に適している。小型のソーラーパネルと組み合わせれば、太陽光でスマホを充電することもできる。

災害時の通信手段の確認

大規模な災害が発生すると、通信キャリアが被災地域のユーザーに対して料金の減免や無料提供を行うことがある。これは、被災者が金銭的な負担を気にすることなく、インターネットを使って必要な情報を収集したり、安否確認を行ったりできるようにするための措置だ。

例えば、大手キャリアでは災害時に被災地の利用者を対象に、一定期間のデータ通信量を無償で提供したり、月額料金を減額したりするサービスを実施している。要するに、被災地域の住民は、ギガを気にせずスマホを使えるようになることもある。

また、災害時には無料Wi-Fiサービス「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」が開放される。「00000JAPAN」は、地震や洪水などの大規模災害時に通信各社が自社の公衆無線LANを無料開放する形で提供される。大規模災害が発生し、携帯電話ネットワークが広範囲に被害を受けた場合、災害発生から72時間以内に開放される。利用方法は簡単で、スマホやパソコンのWi-Fi設定をONにし、「00000JAPAN」というSSIDを選択するだけ。IDやパスワードの入力は不要だ。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事