夫婦共に「都心勤めで被災」事前にできる備えとは 被災時に「何が何でも保育園へ」は危険な理由
地震、台風、豪雨、大雪など全国で起きている災害のニュースを見て、「子どもの命を守るにはどうしたらいいか」と悩む親は多いのではないでしょうか。
『全災害対応!最新子連れ防災BOOK』では、自分と子どもの命の守り方から安全な避難生活まで最新防災情報を網羅しています。
『全災害対応!最新子連れ防災BOOK』では、自分と子どもの命の守り方から安全な避難生活まで最新防災情報を網羅しています。
同書から一部抜粋し、3回にわたってお届けします。
充電器は普段から持ち歩く
「X(旧Twitter)のおかげで、孤立していることを伝えることができた(大雪・35歳男性・息子4歳)」
「ラジオを携帯していなかったが、スマホでラジオが聞けたことで津波から逃げることができた(東日本大震災・22歳女性・娘1歳)」
災害時、スマホは命を守るツールになります。また、熊本地震の際、震源地に近い益城町の空港保育園では、LINEを使った安否確認を行い、不足している物資をSNSで拡散。物資を園に送ってもらい、ママやパパに必要なものを配布する拠点として園を活用しました。友人らとつながっている場合は、SOSを伝えることが可能です。災害後の生活を立て直す際も、スマホが役に立ちます。
東日本大震災のあと、災害に役立つアプリもたくさん登場し、選ぶのに迷うほど。家族にとって必要なアプリをダウンロードし、実際に使ってみましょう。
その一方で、注意したいのが、災害デマです。むやみに情報を拡散させず、大手メディアや自治体など、安心できる情報かどうか確認しましょう。また、災害時には停電することも多く、行政が用意する充電拠点には長蛇の列ができます。スマホを使うために必要な充電器は非常時だけでなく、通常から携帯するようにしておきたいところです。
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