「3時ぐらいに来るさぁ」でいい沖縄の仕事スタイル 現地でのビジネスがうまくいく「沖縄ルール」とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

よく聞く話ですが、日本では徹底的に不良品を出さない管理体制を構築する傾向があるといわれ、海外では一定の不良品が出るのは「しょうがない」と捉える場合が多いようです。クレームが来たら新品を送付するなどの対応で十分というわけです。

70点主義でまずは行動して次の展開を柔軟に考え、不足分は多くの人の助けで仕上げたり、別の方法を考える余地を残すと思えば、テーゲー主義も悪くはないのではとも思えます。

沖縄の時間感覚は世界基準!?

沖縄では、「3時ぐらいに来るさぁ」という言い方をしばしばします。これは、本土の人が沖縄で仕事をすると戸惑う表現です。“ぐらい”ってなんだろうと。この“ぐらい”の幅は意外に広くとられています。10分前に来ることもあれば、30分過ぎに来ることもあるでしょう。華僑でも、同様に「ゆるアポ」という概念があるそうです。ビジネスだと無責任だと憤慨する人もいるでしょうが、時間を守るということが目的ではないはずです。その時々でビジネスチャンスを逃さないように敢えて時間のゆとりを持たせるわけです。

(画像:『沖縄ルール 知っておくとビジネスも人間関係もうまくいく!』より)

私がもっとも驚いた経験では、ある県内経営者にアポを入れて伺ったら、別の方と打ち合わせ中でした。しかし、「一緒にやろう」となり、初対面の方を交えて三つ巴の奇妙な打ち合わせとなりました。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事