りえ:「凝ってますね」とか「すてきですね」みたいな感じで。こういう質問はその場で考えてもとっさに出てこなかったりするので、いくつか「鉄板の質問」を用意しておくといいんです。
Oさん:なるほど、「鉄板質問」を最初に考えておくといいですね、わかりました!
りえ:大事なのは「あなたに興味を持っていますよ、関心がありますよ」ということをさりげなく示すことなんです。そこがきちんと伝われば、たとえ会話がちょっとぐらい途切れても大丈夫なんです。
ポイント2 相手が「はい、いいえ」で答えない質問を
りえ:2番目のコツなんですが、会話を続けるための「鉄壁の法則」があるんですね。それは「相手が『はい、いいえ』で答えるような質問をしない」ことです。
Oさん:どういうことですか?
りえ:たとえば、先ほどのOさんのおっしゃった「今日は暑いですね」というのは、「そうですね」で終わっちゃうじゃないですか(笑)。それをたとえば、「今日は暑いですね。今日も30度を超えたんじゃないでしょうか?」とか「この残暑はいつまで続くんでしょうか?」など、相手が「はい、いいえ」で答えないような質問をするといいんです。
自分「今日は暑いですよね?」
相手「……はい」
自分「もう8月も終わりですね?」
相手「……はい」
だと、そこで会話が止まってしまいますからね。
Oさん:なるほど、今まで自分がなぜ会話が続かないのか、よくわかりました。私の場合、全部「はい、いいえ」で終わる質問をしていました(笑)。
りえ:話題自体は、そういう当たり障りのないことでもいいんです。でも、その「質問の仕方」を、相手が「はい、いいえ」で答えない、たとえば「8月も終わってしまいますね。〇〇さんは夏休みはお取りになられましたか?」と広がりを持たせていけば、そこから思わぬ共通の話題が見つかって、会話が弾むこともあります。
Oさん:「会話が途切れない」というメリットと同時に、「会話が盛り上がる」というメリットもあるわけですね。
りえ:そのとおりです!
Oさん:これはアレですね、仕事の場だけでなく、合コンや飲み会でも使えますね!
りえ:もちろんです。あと、それには「ひとつ大事な注意点」があるので、ぜひそれは守っていただきたいです。
Oさん:「大事な注意点」って何ですか?
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