初対面の雑談、「話が途切れない秘訣」とは? 営業、就活、合コン、すべて使えます。

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りえ:それは「自分から答えを言わない」ことです。これは話が上手な人でもよくやりがちな「落とし穴」で、それが3つめのコツでもあります。

ポイント3 会話を盛り上げるのは「知識」ではない

りえ:初対面でも日常会話でも、「自分が知っていること」を相手が話し始めることってありますよね。

Oさん:あります。さっきの天気の話題でも、「今日も暑いですね。都内で猛暑日が6日続くのは記録更新のようで……」と相手が話し始めて、「ああ、自分もニュースで見て知っている」ということは時々あります。

りえ:そうです。そのとき、大切なのは「知らないふり」をすることです。会話を盛り上げるのは、「知識」ではなく「質問」ということを知ってください。

Oさん:知っていることでも、知らないふりをして「質問」を続ける、と。

りえ:そのとおりです。というのも、「会話が続かない人」「会話で相手の印象が悪い人」に限って、「知っています」と知識を披露しがちですよね。

相手「今日も暑いですね。都内で猛暑日が6日続くのは……」

自分「1875年の観測開始以降、最長記録更新のようですね。ちなみに過去の記録では……」

相手「……(沈黙)」

これだと、相手はいろいろ話したくなくなり、気持ちよく話してくれません。

Oさん:特に自分も含めて、男性に多い気がしますね。どうしても「自分はいろいろ知っている」というのをアピールしたい気持ちが強いので……。

りえ:そうですね。「話が上手な人」「頭のいい人」もやりがちな「落とし穴」なので、ぜひ気をつけていただければと思います。

Oさん:「鉄板質問」を用意して「いい質問」を続けることで会話を盛り上げる、相手に気持よく話してもらうために、「知っていること」も知らないふりをする。今日から実践したいと思います!

今日のレッスンのまとめ

ポイント1「いい質問」「悪い質問」を知る

ポイント2 相手が「はい、いいえ」で答えない質問を

ポイント3 会話を盛り上げるのは「知識」ではない

魚住りえの「話し方講座」第4回目、いかがでしたか?

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この講座では話し方、スピーチのお悩みを持っている方からのご相談を受け付けています。こちらまで、ぜひお寄せください。

次回は、読者の女性の方からメールで寄せていただいた質問「話し下手で悩んでいます。4人くらいの会話でも、ずっと聞き手側です」に回答します! お楽しみに!

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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