40代にとって「ぼっち」は全然ネガティブではない 「孤独」ではなく「単独」を楽しめるのが大人

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「孤独」ではなく「単独」を楽しめるのが大人だという(写真:Lyo/PIXTA)
「おひとり様」「孤食」「孤独死」など、近年、「ひとりでいること」について考えさせられる言葉がメディアを賑わせていますが、明治大学教授の齋藤孝氏は、これまでも折に触れて「孤独」の意味について考え続けてきました。
齋藤氏によれば、一般に、ネガティブなイメージで捉えられがちな「孤独」な状態は、実は人生を豊かにするための大切な時間だといいます。
※本稿は、齋藤氏の著書『40代から人生が好転する人、40代から人生が暗転する人』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

40代は「ぼっち」だって全然かまわない

私はこれまで、折に触れて「犀の角のようにただ独り歩め」という言葉をとおし、孤独の意味について触れてきました。実はこの「孤独」についても、これからの40代がしっかりと向き合うべきテーマであろうと思います。

人生の中で自分にとっての「孤独」の場を用意しておくことはとても有意義なことです。1人ぼっちでいることをネット用語で「ぼっち」などと言うようですが、「ぼっち」だって別にかまわないのです。むしろ積極的にスケジューリングをして、1日30分でもいいので「マイぼっちタイム」を設けてみてください。

私の場合、川辺のほとりで本を読むのが昔から好きで、静岡県の中学校に通っていた頃から、よく犬を連れて安倍川へ行っては、1人で本を読んだものです。これが至福の時間だったのです。

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