「人生100年時代」は明るい未来か、絶望なのか リンダ氏が提案する「若者が準備すべきこと」

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80歳まで働く? そう聞くと、不安になるでしょうか。そんな人生、無理だと思う人もいるかもしれません。

ここからは、長い人生に備えるアイデアを紹介しましょう。

最初に選んだ道を歩き続けなくていい

まず、イメージしてみてください。

未来はまっすぐな一本道ではなく、たくさんの道があります。あなたの前には、たくさんの可能性があるのです。 今日話したいのはあなたの目の前にある長い未来についてです。

1つ目は不安についてのアドバイスです。

誰しも不安を抱えています。大学で何を専攻するか、就職活動がうまくいくかなど、将来を不安に感じることもあるかもしれません。でも、100年時代の人生では軌道修正のチャンスがたくさんあります。

これは大きな希望です。たとえ最初に選んだ道がうまくいかなかったとしても、ほかにさまざまな選択肢があり別の道に進むことができることを知っておいてください。

2つ目のアドバイスは、自分の可能性を広げることについてです。

私自身の経験を振り返ると、15〜18歳の頃にたくさんのことを学びました。私は大学に進学する前からいろんなアルバイトをしました。レストラン、工場、新聞配達などで働きました。

どの仕事においても、人とのコミュニケーションを学び、それぞれの現場で必要な機械の使い方などを知りました。すべての仕事に学びがありました。みなさんもぜひ、さまざまな仕事を経験し、自分の可能性を広げてください。

私が伝えたいのは、「うまくやらなくてはいけない」と心配しすぎないことです。とにかくやってみること。自分にどんな可能性があるのかたくさん考えてみてください。

若い時は長い人生を見通すのは難しいでしょう。そこで提案したいのは、鳥のように空から人生を見渡すイメージをもつことです。現在から人生の終わりまで、90歳から100歳までを見渡してみましょう。すると時間はたっぷりあることがわかります。たくさんの時間があれば、想像以上にいろいろなことができます。

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