りえ:最後の3つめのポイントは「口の開き方」です。同じことを話すのでも「口の開き方」を変えるだけで、声や話の印象は、まったく変わってくるんです!
ポイント3:口角を上げて、口を横に開く
りえ:Kさんの話し方はちょっとエネルギーが低いと申しましたが、それはKさんの強力な強みでもあるんですよ。
Kさん:えっ、このボソボソしたしゃべりが強みですか……?
りえ:そうです! その穏やかで柔らかい話し方は「絶対に敵をつくらない話し方」です。初対面でKさんに反感を持つ人はいないと思います。ただ、ややトーンが低めなので、ちょっと「口角を上げて、口を横に開く」ことを意識して話してみてください。
Kさん:こ、こんな感じですか?
りえ:そうです、「口を横に開く」と、一気に「明るい雰囲気」になりましたよ。今度は「口を縦に開いて」話してみてください。
Kさん:こうですか?
りえ:そうです。「口を縦に開く」と、「低くて力強い雰囲気」になりますよね。
Kさん:ホントだ。全然、違います。「口を横に開いて話す=明るい雰囲気」「口を縦に開いて話す=低くて力強い雰囲気」と覚えておくといいですね。
りえ:こうやって、口の開き方ひとつとっても、話の印象はまったく違ってきます。人前で話すときは「口角を上げて、口を横に開く」ことから始めてみてください。それだけで印象がガラリと変わります。
Kさん:あと、「口角を上げて」というのも大切ですね。
りえ:そうですね。「口角を上げて」話すだけで、感じのいい、やさしい話し方になります。おのずと好印象にもなりますよ。あとは本に書いてある発声や呼吸法をトレーニングすれば、さらに聞きやすくなって鬼に金棒です。Kさんの本来持っている強みを生かしつつ、よりよい話し方になるようブラッシュアップをしていってくださいね。
Kさん:自分の話し方なんて、今までコンプレックスでしかなかったけど、少し自信が持てました!
今日のレッスンのまとめ
ポイント1:声の「テンション」を使い分ける
ポイント2:「強調したい部分」を意識する
ポイント3:口角を上げて、口を横に開く
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