さらば口下手!スラスラ話せる「プロ技×3」 アナウンサー魚住りえの「魔法の話し方」講座

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

りえ:最後の3つめのポイントは「口の開き方」です。同じことを話すのでも「口の開き方」を変えるだけで、声や話の印象は、まったく変わってくるんです!

ポイント3:口角を上げて、口を横に開く

りえ:Kさんの話し方はちょっとエネルギーが低いと申しましたが、それはKさんの強力な強みでもあるんですよ。

Kさん:えっ、このボソボソしたしゃべりが強みですか……?

りえ:そうです! その穏やかで柔らかい話し方は「絶対に敵をつくらない話し方」です。初対面でKさんに反感を持つ人はいないと思います。ただ、ややトーンが低めなので、ちょっと「口角を上げて、口を横に開く」ことを意識して話してみてください。

Kさん:こ、こんな感じですか?

りえ:そうです、「口を横に開く」と、一気に「明るい雰囲気」になりましたよ。今度は「口を縦に開いて」話してみてください。

Kさん:こうですか?

りえ:そうです。「口を縦に開く」と、「低くて力強い雰囲気」になりますよね。

Kさん:ホントだ。全然、違います。「口を横に開いて話す=明るい雰囲気」「口を縦に開いて話す=低くて力強い雰囲気」と覚えておくといいですね。

りえ:こうやって、口の開き方ひとつとっても、話の印象はまったく違ってきます。人前で話すときは「口角を上げて、口を横に開く」ことから始めてみてください。それだけで印象がガラリと変わります。

Kさん:あと、「口角を上げて」というのも大切ですね。

りえ:そうですね。「口角を上げて」話すだけで、感じのいい、やさしい話し方になります。おのずと好印象にもなりますよ。あとは本に書いてある発声や呼吸法をトレーニングすれば、さらに聞きやすくなって鬼に金棒です。Kさんの本来持っている強みを生かしつつ、よりよい話し方になるようブラッシュアップをしていってくださいね。

Kさん:自分の話し方なんて、今までコンプレックスでしかなかったけど、少し自信が持てました!

今日のレッスンのまとめ

ポイント1:声の「テンション」を使い分ける

ポイント2:「強調したい部分」を意識する

ポイント3:口角を上げて、口を横に開く

 

魚住りえの「話し方講座」第1回目、いかがでしたか?

この講座では話し方、スピーチのお悩みを持っている方からのご相談を受け付けています。こちらまで、ぜひお寄せください。

次回は「好感度がイッキに3割アップする『営業トーク』」です! お楽しみに!

魚住 りえ アナウンサー

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事