さらば口下手!スラスラ話せる「プロ技×3」 アナウンサー魚住りえの「魔法の話し方」講座

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最初は「高めの声」で入り、次に「低めの声」で続け、それを繰り返し、最後は「高めの声」で締めると、聞き手はよく聞いてくれる

りえ:そうです。最初、「高めの声」で始めて、次に「低めの声」で話す、それを繰り返して、最後は「高めの声」で締めると、聞き手がうまく集中して聞いてくれ、話も盛り上がったように感じてくれます。こうやって「テンション」を使い分け、聞き手をコントロールすることで「聞かせる話」ができるようになるんですね。

ポイント2:「強調したい部分」を意識する

りえ:この「テンションの使い分け」とも関係するのですが、話に「メリハリ」をつける工夫もするといいですね。それが2つめのコツです。

Kさん:話に「メリハリ」をつけるには、どうすればいいのですか?

りえ:具体的には、話の中で「強調したい部分」を「高く」「大きく」「ゆっくり」話す、それがコツです。たとえば、以下の文を普通に朗読してみてください。

「弊社が新しく開発したロボット掃除機は、従来の機種に比べて、3つの特長があります。ひとつはゴミを吸い取りながらふき掃除が可能になったこと、2つは今までの2分の1の時間で掃除が終了すること、そして3つめはバッテリーの使用時間が今までの3倍になったことです」

 

Kさん:(朗読を行う)

りえ:次に、【 】で囲った部分を「高く」「大きく」「ゆっくり」発音してみてください。

「弊社が新しく開発したロボット掃除機は、従来の機種に比べて、【3つの特長】があります。ひとつはゴミを吸い取りながら【ふき掃除が可能】になったこと、2つは【今までの2分の1の時間】で掃除が終了すること、そして3つめはバッテリーの長さが【今までの3倍】になったことです」

 

Kさん:(朗読を行う)

りえ:どうですか? すごくメリハリがついて、いい感じになりませんか?

Kさん:なんだか急にスピーチ上手になったような気がします(笑)。

りえ:それができたら、「強調したい言葉」の前に「少し間」を置く。そうすることで、さらに「強調したい言葉」がうまく伝わります。

Kさん:ありがとうございます! 自分が「強調したい部分」を、「高く」「大きく」「ゆっくり」話し、かつ、その前に「少し間」を置くことで、すごく話にメリハリがつく気がします。あと、最後の「人前で話す3つめのポイント」というのは何ですか? 

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