りえ:そうです。最初、「高めの声」で始めて、次に「低めの声」で話す、それを繰り返して、最後は「高めの声」で締めると、聞き手がうまく集中して聞いてくれ、話も盛り上がったように感じてくれます。こうやって「テンション」を使い分け、聞き手をコントロールすることで「聞かせる話」ができるようになるんですね。
ポイント2:「強調したい部分」を意識する
りえ:この「テンションの使い分け」とも関係するのですが、話に「メリハリ」をつける工夫もするといいですね。それが2つめのコツです。
Kさん:話に「メリハリ」をつけるには、どうすればいいのですか?
りえ:具体的には、話の中で「強調したい部分」を「高く」「大きく」「ゆっくり」話す、それがコツです。たとえば、以下の文を普通に朗読してみてください。
Kさん:(朗読を行う)
りえ:次に、【 】で囲った部分を「高く」「大きく」「ゆっくり」発音してみてください。
Kさん:(朗読を行う)
りえ:どうですか? すごくメリハリがついて、いい感じになりませんか?
Kさん:なんだか急にスピーチ上手になったような気がします(笑)。
りえ:それができたら、「強調したい言葉」の前に「少し間」を置く。そうすることで、さらに「強調したい言葉」がうまく伝わります。
Kさん:ありがとうございます! 自分が「強調したい部分」を、「高く」「大きく」「ゆっくり」話し、かつ、その前に「少し間」を置くことで、すごく話にメリハリがつく気がします。あと、最後の「人前で話す3つめのポイント」というのは何ですか?
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