たとえば、前を歩いている人がゆっくりで、その人を追い越すときになんだか「悪いな」と感じてしまい、自分がややゆっくりになったりします。
追い越す瞬間に「え? 追い越した?」と驚かれるんじゃないかということが気になって、追い越すに追い越せなくなります。おそらく多くの人は、そのようなことは気にならないことなのでしょう。でも、かくれ繊細さんは気になってしまいます。
自分の中で丸く収めようとして疲れる
2つめの共通点としては、「どうしてそうなるのだろう?」と、因果関係に敏感であるということです。
たとえば、誰かが急に約束の日程を変更したいとメッセージしてきたとしましょう。あなたはすでに、その予定に向けて準備をしていたので、できれば変更してほしくありませんでした。
そんなときでも、変更の申し出があれば、かくれ繊細さんは「きっとすごく重大な理由があるのだろう」「もしかしたら、ずっと言い出せなくて困っていたのかもしれない」「最初からスケジュールが合わせづらかったのかもしれない」「ならば、変更も致し方ないな」と考えます。
これは、相手が不快な申し出をしてきたにもかかわらず、相手に腹を立てるのではなく、代わりに因果関係を考慮して納得しようとしているといえます。
かくれ繊細さんは、このように「相手に悪気があってやっていることではないなら、文句なんか言っちゃいけない。気持ちよく協力しよう」と、自分の中で丸く収めようとしすぎて疲れてしまいます。
こんなふうに、「普通そんなことは考えもしないよ」ということにエネルギーを使います。

