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ステージ4・末期がん夫が語る「明るい入院のコツ」 節約を楽しみ、入院食を楽しむ「入院の達人」

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ただし薄味のため、薬の副作用で味覚障害のある夫には物足りない。ソースやしょうゆ、タルタルにふりかけなど、小袋入りの調味料による味の足し算はかかせません。

妻は妻で1人を満喫。夫の入院中、ケンタッキーとハイボールで1人晩酌(筆者撮影)

電話の話題はもっぱら食事の感想です。「今日のおかずはハンバーグでデミグラスソースがかかっていておいしかった」とか「ヨーグルトが出たから嬉しかった」とか。そのなかでも一番嬉しいのは「残さず食べられた」という報告。私にとってそれが何よりのごちそうです。

グッチのローファーで入院する

節約に勤しむ夫の唯一の贅沢、それは高級ブランド「グッチ」のローファーです。プレゼントとしてメルカリで新品未使用のものを購入したものの、スニーカーのほうが歩きやすいらしく、普段はまったく履いていないのですが、入院中は「グッチ」一択なのです。

赤い靴下とチェックのビットローファーという足元だけセレブなコーディネート(筆者撮影)

実はこれも節約の一環で、入院用の靴を買わずに家にあるもので間に合わせているだけ。病室でのスリッパ使用が禁止されているので、夫が唯一持っているスリッポンタイプの靴である「グッチ」を持参しているのです。

ヨレヨレのTシャツとスウェットパンツに、派手なローファーをコーディネートした姿は、なんともファニーで愛らしい。ピカピカのローファーで屋上庭園を散歩する夫を「おしゃれな靴履いちゃって!」とからかうと、「入院するとグッチが履けるからいいね」とニコニコ返事してくれます。

2024年1月の退院時の1枚。帰宅後犬は大喜びでずっとくっついていました(筆者撮影)

できないことに目を向けるのではなく、できる範囲で自分を楽しませる方法を探す、そんな夫を尊敬せずにはいられません。

前編の記事はこちら:「末期がん闘病」2年してわかった病院選びのコツ こんなにもある「都心で闘病」のメリットとは

【その他の画像も!】「テレビは不要、冷蔵庫も不要」「ケチらないほうがいいのは…」 大都会での入院はこんな感じ

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