ステージ4・末期がん夫が語る「明るい入院のコツ」 節約を楽しみ、入院食を楽しむ「入院の達人」

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だからといって我慢しているということはまったくないそうで、タブレットのテレビ見逃し配信サービスやら、だいたいのバラエティ番組やドラマは観られます。民放なら「ティーバー」、NHKも専用の配信サービスがあります。

さらに我が家はアマゾンのサブスク「アマゾンプライム」に契約しているので、動画配信サービス「プライムビデオ」や音楽配信「ミュージックプライム」、書籍読み放題の「プライムリーディング」などのサービスを使うことで、暇つぶしはバッチリです。

タブレットとノイズキャンセリングイヤホンで充実の入院ライフ

そこそこ体調がよく体を起こせる時は、タブレットで動画鑑賞や読書をして過ごします。

夫は病床で海外ドラマの一気見をして、妻は自宅で人気アニメの一気見をする。入院中はお互いに好きな番組を好きなだけ観るという、普段はなかなかできない贅沢な時間の使い方です。

ラインのやりとり
ドラマ「アンナチュラル」を観て、登場人物の口癖を使いまくる私たち(筆者撮影)

それぞれが同じ番組を観て感想を言い合うこともあります。この原稿を書いている現在進行形で夫は入院中です。隔離されて会えなくても大丈夫。同じドラマを観て、お互いに主要キャストの口癖をメッセージアプリで連呼すれば、一体感を味わえます。

体調が芳しくなく、ほぼ寝たきりのような時は好きな音楽をBGMに。クレイジーケンバンドやプリンスを聴いて気分をあげたり、オリビア・ニュートン・ジョンを聴いてほっとしたり。体調や心情にマッチした曲を聴きながら過ごします。

力説していたのは、イヤホンをノイズキャンセリング機能付きにすること。耳に装着することで雑音を軽減させる効果があるため、同室の患者さんのいびきが気にならなくなり、大部屋の夜も快適に過ごせます。

細かいポイントとしては、充電コードは長めのものを用意すること。充電しながらタブレットを観られるので、電池の減りを気にしなくてよくなります。スマホを楽天モバイルにして、タブレットにテザリングすれば、データ制限がないためギガの消費を気にすることなく見放題・聴き放題です。

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