アナタの「質問」に、なぜ上司が辟易するのか

質問は「タイミング」と「形式」で印象が変わる

これに対して、開かれた質問の形式がオープンクエスチョン(Open Question)です。「この提案をどう思われますか?」「昨日のプレゼン、どうでしたか?」というような質問の仕方を指します。

一見、先ほどのクローズドクエスチョンとの違いが分かりにくいかもしれませんが、相手からの答えは「はい」や「いいえ」のような単純なものではなく、自由度も選択肢も広がります。

よかったかよくなかったか以外にも「○○はよくなかったが、○○の例えにインパクトがあった」「時間配分がなかなかよかった」「○○さんも予想以上に興味を持って下さったようだ」とさまざまな答え方が可能となります。相手に答えの主導権と自由度を与える質問の仕方なので、相手の意向を理解し、深い意見や感想を引き出す効果があるのです。

結論や手段をはっきりさせたい時にはクローズドクエスチョンを、上司の意向や自由な意見を聞きたい時にはオープンクエスチョンをしてみるというように、上手く使い分けていくことが大切です。

陥りがちな質問の「罠」

そして、どちらの質問をするにせよ、丸投げの質問をするのでのではなく、事前に自分なり見解を持ち合わせていくことがなによりも大切です。そのことを、意外と相手は見抜いているものです。

また、みなさんは、自分の意見や意向を伝えたくて、質問をすることがあるかと思います。いきなり、上司に意見を言うのがはばかられるので、まず相手に「どう思うか?」を聞いてしまう関わり方です。夏休みの楽しい予定を話したくて、相手に「夏休みどこか行くの?」と聞いてしまう感覚と同じですね。

しかし、この関わり方をすると、よほど聴く力のある上司でなければ、あなたが意見を伝えるタイミングは訪れず、上司の熱心な自論を展開されて終わってしまうこともあるでしょう。せっかく話題を持ち出したのに、自分の意見は伝えられないとなれば、ガッカリですよね。

そうならないためには、質問形式は使わずに「この事で話したい」とシンプルに伝えることが大切です。質問(お伺い形式)にしてしまうことをあえて避けることも、ときには大切ですよ。

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