現状の延長で生きる、という意味において固定的な生き方とも言えます。
2つ目は、将来は現在の延長ではなく、新たに創り出すもの、と考えるタイプです。
現時点における前提を是とせず、むしろ変わるものだという認識のもと、「では自分はどう変わるべきか」と考えるタイプです。
世の中や事業環境やさまざまな前提が大きくそして頻繁に変わる現在においては、大きく成功するのはこのタイプなのかと思われます。
将来目指したい姿やゴールを決めて、逆算で今やるべきことを計算するタイプですね。
とは言え、もちろん大きな失敗もする可能性は高い、ということでもあります。
前者とは反対の変動的な生き方とも言えます。
Aさんの「4つのリスク」
もちろんどっちを選択するかは自分自身の性格や考えに応じて決めれば良いだけなので、どっちが正解、というわけでは決してありません。
とは言え、両者における利点と欠点から学べることはあると思います。
これをAさんのケースで考えると、継続する前提で考えるには危険だと思われる点がいくつかあります。
2:給与水準
3:ご自身の体力や健康
4:実家暮らし
順番に解説しますと、まずキャリアの継続性ですが、ガテン系というくくりはあるものの、複数経験されてきている仕事のスキルや経験という意味での一貫性が乏しいがため、何かに精通しているという状況ではありません。
そのため、何かしらの職種における管理職的な立場に立つことは少なくとも現状は難しいでしょうから、「体力×現場」からどうしても抜け出すのは難しそうです。
2つ目の給与水準とも関わるのですが、通常給与は「経験×スキル」の掛け算によって増えていくものですが、Aさんの場合、キャリアに一貫性がないので、どちらも浅いという判断をされかねない状況です。
したがって、現在の給与水準から増えていくことはあまり想定できません。
3つ目の体力や健康はご自身もリスクとして認識されていますので、ここでは割愛します。
4つ目の実家暮らし。恐らくご両親がまだご健在、ということだと思いますが、当然歳を重ねるにつれて介護問題や実家の修繕等の問題に直面します。
そのような場合は、「実家暮らし=与えられるプラス面が多い利点」から一転して、ご自身が支える立場になり、「実家暮らし=与える面が多いリスク要因」となりかねません。
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