「iPhoneが壊れた」どこで修理するのが正解なのか 16年間使ってきたからこそ言える判断のポイント

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ソフトウェア的な問題なら、自力で直したり、ITに詳しい知人に依頼することができるかもしれない。ハードウェア的な問題で部品交換が必要なら、アップルの正規修理サービスプロバイダに頼むか、非正規の修理ショップに頼むか、自分で直すかしか方法はない。

例えばディスプレイが割れたとか、ボタンが壊れたとかがこちらに相当する。水が内部に入った場合などもハードウェア的な故障だが、こちらは直る可能性は低く、全交換になる可能性が高いだろう。

では、正規修理サービスプロバイダに修理を依頼するか、非正規修理ショップに頼むか、自分で直すかは、どう判断すればいいのか。

極力、正規修理サービスを利用する

iPhoneにどれぐらいのコストをかけられるか? どのぐらいのリスクを許容できるかによって、どの選択肢を取るかが決まってくる。

まず、正規修理サービスプロバイダと非正規の修理ショップについて説明しておこう。

正規修理サービスプロバイダは、アップルが認証している修理サービスだ。iPhoneの正規修理サービスには、ウェブ経由の配送修理、Apple Storeや正規サービスプロバイダへの持ち込み修理の2種類がある。

一番、お勧めできるのがApple Storeへの持ち込み。ただし、ウェブでの予約を忘れずに(筆者撮影)

一番便利なのは、ウェブ経由の配送修理だ。アップルのウェブサイトにアクセスすると、非常にわかりやすい対応ページが出てくるので、まずはアクセスしてみよう。

申し込むと、サポートから箱が送られて来て、そこに製品を入れて返送する仕組みになっている。使ってみると非常にスムーズなので、体験したことのない人は使ってみてほしい。修理費用も支払いを決定する前にわかるシステムなので、高過ぎると思えば中断できる。

Apple Storeは日本に10店舗ほどしかないが、そこへ足を運べば修理についても非常に親切なサポートを受けられるので、近くにある人は足を運ぶのがベストだと思う。

また、Apple Storeでなくてもカメラのキタムラやビックカメラなどの『アップル正規修理サービスプロバイダ』でも修理を受けられる。修理受付については予約制なので、必ず予約してから向かうこと。でないと、無駄足になってしまう可能性が高い(常に混んでいるので)。

キャリアでの修理も多くの場合は、正規修理サービスプロバイダへ送るため、発送修理となる。ごく一部のキャリアショップでは正規修理サービスプロバイダの認定を受けており、その場での修理が可能だが、対応するお店は全国でも極めて少ないのが現状だ。

正規修理サービスプロバイダは故障のタイプによっては、意外と安いこともあるので、まずはこちらを調べてみよう。

次ページ非正規修理ショップの部品の多くは性能の低いコピー品
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事