50代の「うつよけ」メンタル不安定期の乗り越え方 人生後半への入り口でまさに「老いの思春期」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

持って生まれた性格というのは、もちろんすぐには変えられません。しかし、考え方や物ごとの捉え方は変えられます。

また、過去も変えられませんが、変えられるのは今の自分の考え方であり、毎日の過ごし方であり、これからの行動なのです。これらは、人生を変えるための意識改革と言ってもいいかもしれません。

50代はまだまだ先が長い

今や人生100年の時代です。

体内で老化が始まっているとはいえ、50代はまだまだ先が長いのです。この時期から老け込んでいるわけにはいきません。

前頭葉は放っておくと、どんどん老化していきます。前頭葉の老化が進む前に60代からのプランを立てておかないと、いざ60代になってから「この先の人生どうしようか」などと考えても、若い頃のように、すぐに良いアイデアは出てきません。

また、定年後は会社や仕事の付き合いがなくなり、人間関係が狭くなりがちです。日々の刺激もなく、孤独や不安を感じやすくなり、こうした環境が老化をますます進めてしまいます。

ですから、40 代、50代から先のことを考えて準備しておき、普段から前頭葉を老化させないことが重要です。

年をとってから認知症になることを恐れている人は多いと思いますが、精神科医から言わせていただくと、それ以上に気をつけなければいけないのが、うつ病なのです。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事