都内「花火禁止の公園」"緩和"されている自治体 騒音、ゴミ問題などで禁止の公園が多かったが…

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手持ち花火を楽しむ子供たち
近所で気軽に手持ち花火を楽しむ、ということができなくなっている(写真:kai/PIXTA)

夏の風物詩といえば花火だが、近所の公園で手持ち花火を楽しもうと思っても、花火自体が禁止されているところが少なくない。全面的に禁止されていないものの、事前に申請が必要とされる自治体もあり、子どもや家族が気軽に楽しめない事態になっている。

その背景には、各地で騒音やゴミなどのトラブルがある。多くの自治体で公園での花火を禁止したり、夜間の花火を禁止する条例を設けるなど対策をとってきた。

一方で、子どもたちや家族が花火を楽しめるようにしてほしいという住民の声も根強い。そこで、近年では禁止するだけでなく、花火ができるように試験的にルールをつくり、工夫する自治体も増えてきている。

花火を規制する自治体、「夜間禁止」の条例も

公園や海岸などを抱える自治体では、以前より花火によるトラブルに頭を悩ませてきた。

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

たとえば、東京都の駒沢オリンピック公園(目黒区・世田谷区)は、2021年夏から園内の花火を禁止している。禁止となる直前、弁護士ドットコムニュース編集部が現地を取材したところ、花火をしながら大音量で音楽をかけたり、奇声を上げたりして大騒ぎするグループがいくつもみられた。

現在、駒沢オリンピック公園の公式サイトには花火の禁止について、こう理由が書かれている。

「昨年に引き続き、騒音やごみの散乱・ルールを守らない花火利用の多発により他の利用者、ご近所へのご迷惑となる行為が懸念されるため、当公園内では花火のご利用はできません。何卒、ご理解・ご協力をお願いします」
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