京都を襲う「大借金・人口減・観光壊滅」の三重苦 古都・文教都市に特有の制約も税収増の障壁に

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京都東山の八坂の塔(写真:kyuron2512 / PIXTA)

千年の都・京都府京都市が危機に直面している。人口減、観光客減、そして借金返済という三重苦にあえいでいるのだ。世界遺産の街にいま、何が起きているのか。

人口減少数「日本一」

京都市の人口は140万720人(住民基本台帳、令和3年1月1日時点)。市区町村別では全国8位の規模である。しかし、前年比では8982人減となり、市区町村別で日本一の減少数となっている。

京都市の人口の推移は以下の通りだ。

緩やかではあるが、右肩下がりとなっている。直近18か月(2020年1月~2021年7月)で見ると1.0%の減少で、日本の総人口(日本人以外含む=推計人口)が同期間0.5%減だったことを考えると、減り方はやや大きい。

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