都内「花火禁止の公園」"緩和"されている自治体 騒音、ゴミ問題などで禁止の公園が多かったが…
アンケートは一般用(回答者288人)と子ども用(回答者672人)に分けて実施された。アンケートの中には、「公園で花火をすることについてどう思うか」という設問があり、「少人数で周囲に配慮すればOKにしてほしい」という回答が最多だった(一般用のみの回答)。
そこで、杉並区では公園の新しいルールの一つとして、指定された39公園であれば、大人を含めた少人数(5人程度)の手持ち花火を許可することとした。杉並区みどり公園課の担当者によると、トラブル防止のために事前に新ルールについて公園の近隣住民には説明をおこなっているという。
杉並区みどり公園課の担当者は、「今年は新しいルールを試行して、もしも何か区民の方からのご要望があれば、改善すべきところは改善することになると思います」と話している。
夏の風物詩が、各地で「復活」する?
杉並区以外でも、公園のルールを緩和する自治体が増えてきている。東京都港区では原則的に公園や児童遊園での花火は禁止されているが、区民からの要望もあり、「地域の子どもたちの夏の思い出づくり」を目的に、昨夏からルールを変更した。
港区の公式サイトによると、今年は7月20日から9月1日まで、指定された公園であれば、子どもを含めた少人数での手持ち花火が可能となっている。
東京都千代田区でも公園の花火は禁止されているが、昨年9月、3日間にわたって一部公園の花火利用を試したところ好評だったという。そのため、今年は対象となる公園や期間を拡充して、花火の利用を許可している。
住民の要望に応える形で動き出した自治体。夏の風物詩が、各地で「復活」するかもしれない。
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