「マジメだけど仕事ができない人」に欠けた視点 うまくいかないときは「組み合わせ」を使う
「組み合わせ」を成功させるには、「携帯電話」のように、組み合わせやすい素材を探すことでしょう。ただし、見つかったとしても手放しで喜べるわけではありません。どんなものでもマッチングが成功するわけではないからです。
・ひげそり
・体温計
・スプーン
こういうアイテムを携帯電話とセットにしたところで、果たしてデジカメほど受け入れられるでしょうか。組み合わせるときには、同じ「本質」のもの同士でなくてはうまくいきません。ですから、ここで発揮しなければならないのは「抽象化する力」です。
「携帯電話」と、デジカメ、テレビ、IC レコーダーが組み合わせやすかったのは、“持ち運びたい情報機器”という共通の本質があったからです。
そこに、持ち運ぶ必要のないアイテムを持ってきても、うまくマッチングさせることはできません。
これは「異質なもの同士を組み合わせる」際の、重要なポイントです。
オススメの方法:メモがひらめきを呼ぶ
「材料」がなければ相性の良い組み合わせは見つけられません。そこで、おすすめしたいのが「メモ」をとること。日常生活の中で、面白いものを見つけたら、すかさずメモをとっておくのです。
メモに書いた情報は、繰り返し参照する必要はありません。そのまま放置しておけばいいのです。そうすれば、ワインのように、じっくり脳内で熟成された情報が、やがて偶然によって「組み合わせ」がひらめく瞬間に、記憶の底から浮かび上がってくるのです。
素晴らしい組み合わせを思いつくためにも、どんどんメモをとりましょう。
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