「ダイエットの成否」を分ける"睡眠時間の壁" 寝不足では「運動」や「栄養管理」も意味がない

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睡眠時間が7時間未満の人は、肥満リスクが41%増加するという(写真:kapinon/PIXTA)
夏本番を目前に控えたこの時期、毎年のように頭にチラつくのがダイエットですが、フィットネス先進国であるニュージーランドの公認パーソナルトレーナー資格を持つmikiko氏によれば、ダイエットにまつわる「日本の常識」は、もはや世界では「非常識」になっているといいます。
ダイエットで無理なく効果を出すために、「運動」や「栄養管理」よりも前に「睡眠」に目を向けるべきと説くmikiko氏が、その科学的根拠について解説します。
※本稿は、mikiko氏の著書『ニュージーランド式 24時間やせる身体をつくる ベストセルフダイエット』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

睡眠7時間未満だと「肥満リスク」は41%増加

睡眠不足はダイエットの大敵。睡眠時間が7時間にも満たない生活を続けていると、身体は脂肪を蓄え始めることが数々の研究で分かっています。

30万人以上を対象にしたメタ分析という手法を使った研究では、睡眠時間が7時間未満の人は、肥満リスクが41%増加することが明らかになりました。

また、別の研究では、睡眠不足の人は「お腹周りの脂肪量と関係がある腹囲」が大きい傾向があることも明らかになっています。

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