「ダイエットの成否」を分ける"睡眠時間の壁" 寝不足では「運動」や「栄養管理」も意味がない

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やるべきことの上位に睡眠を入れる必要があります。英語にはnon-negotiable「交渉の余地がないこと」という言葉があります。

絶対に譲れないもの、何があっても犠牲にできないもの、という意味で使われることが多いのですが、睡眠をnon-negotiableとして扱い、スケジュールの最初に入れるようにするのです。

他の予定が入ってきたら、睡眠を削るのではなくてその予定を次の日に繰り越す、などの工夫も必要です。

睡眠は「もったいない時間」ではない

「そんなこと言われたって、仕事や家庭があるから無理!」という人は、すぐには実行できないとしても、8時間睡眠をする生活を想像するだけでもやってみましょう。

『ニュージーランド式 24時間やせる身体をつくる ベストセルフダイエット』(Gakken)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

8時間の睡眠を最初にスケジュールに入れて、その他の予定をどう入れていったら、どんな24時間が出来上がるか書き出してみるのです。

理想のライフスタイルを見える化することで、全てとはいわずとも何か今の生活で変えられることが見つかるかもしれません。

世の中には、自分と似た境遇でも自分よりも寝ている人は必ずいます。その違いは時間の使い方における優先順位の違いであり、non-negotiable の置き方の違いです。

まずは、理想の生活を描いてみること。そこから変化は生まれていくのです。

「寝る時間がもったいない」なんて言わないでください。睡眠時間を削って必要のない努力をしなければいけない状態のほうがもったいないのだから。あなたの悩みの多くは、寝れば解決するのです。

mikiko ニュージーランド公認パーソナルトレーナー、筑波大学体育学修士

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みきこ / mikiko

筑波大学健康増進学修了後、2017年にニュージーランドに渡航、それ以降フィットネス業界の最先端をゆくLes Millsで指導をしており、『最新科学をヒントに、個人に合った情報を使って個性に合わせて指導する』セッションは予約満席。過去のスポーツ障害や摂食障害の経験から、運動だけ、食事だけに頼らないホリスティックアプローチ(全体論的な働きかけ)でセッションを展開する。セッションの3本柱は「教育」「個別性」「サポート」。エクササイズだけではなく、自分の身体が本当に必要とするものを今後も取捨選択できるように学びを提供し、自分で自分をコントロールできる技術と知識をつけていく過程をサポートする。解剖学の知識を駆使して、初心者にも分かりやすく「なぜ?どうして?どうやって?」を説明しながら進める指導が人気を集める。

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