YOASOBIも参入「韓国・推し活ビジネス」の実態 なぜ日本人アーティストが「Weverse」に参加?
そもそもこの音楽フェスは推し活プラットフォームの「Weverse」を利用するアーティストとファンのためのお祭り的な位置づけで始まったイベントです。2回目開催の今年は全24組が出演し、そのほとんどは韓国アーティストでしたが、公式発表によると、観客は韓国以外の地域からの参加が全体の51%を占めたことがわかっています。リアルの場でも海外からの集客があることを証明しています。
ちなみに、YOASOBIが出演した15日の夜の部は、紅白歌合戦でそれこそYOASOBIとコラボレーションした女性5人組のLE SSERAFIM(ル セラフィム)が登場し、トリは男性5人組のTOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が務め、日本でもオーディション番組を通じて知名度のあるJ.Y. Parkと韓国アイドルたちとの特別ステージもありました。
韓国アーティストはそれぞれ曲の合間に長めのMCトークを展開し、観客も「応援棒」と呼ばれるお目当てグループのペンライトを手にして熱心に振り続け、韓国式のグローバルイベントを作り上げていた印象です。
BTS輩出したエンタメ企業の野望
YOASOBIの「Weverse」上での活動はというと、公式コミュニティのファン会員数は現在、1万3000人ほど。まだ様子見の段階と言えますが、韓国のガールズグループの中で今最も人気のあるNewJeans(ニュージーンズ)と一緒に舞台裏の写真を収めた6月28日の公式投稿は反響を得ています。NewJeansが6月26、27日に東京ドームで開催した単独公演「NewJeans ファンミーティング・バニーズキャンプ 2024 東京ドーム」にYOASOBIがゲスト出演したことの報告を兼ねたもので、ファンからの応援コメントも続きました。
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