「大規模アイスショー」が人気を獲得した独自性 「ファンタジー・オン・アイス」は他と何が違うか
2024年も世界的なスケーターが出演
「ファンタジー・オン・アイス」は、多くの国内アイスショーの中でもとくに人気のアイスショーだ。毎年複数の会場を回るが、スタートは例年、千葉県・幕張メッセの幕張イベントホール。2024年の幕張公演は5月24(金)〜26(日)に3公演が予定されている。
五輪2連覇の羽生結弦さんを筆頭に、世界選手権で2度優勝したステファン・ランビエルさん、2024年世界選手権3位のアダム・シャオ イム ファさん、世界選手権2位の実績を持つ宮原知子さんら、世界的なスケーターが出演する。そして、アーティストとしては、T.M.Revolution / 西川貴教さん、城田優さん、安田レイさんが出演する(出演スケーター、アーティスト共に幕張公演および愛知公演の予定)。
なぜ人気のショーになったのか
フィギュアスケートといえば、まず競技会、五輪や世界選手権などが思い浮かぶかもしれない。春夏はオフシーズンに当たり、この時期には、プロ、アマチュア(競技会に出場する選手)のトップスケーターが「アイスショー」と総称されるエンターテインメント性の高い興行に出演するのが通例だ。
「ファンタジー・オン・アイス」もそんなアイスショーの1つ。その人気を支えてきた要因は複数ある。まずは、「トップスケーターと著名アーティストのコラボレーションプログラム」だ。このプログラムは、ほかのアイスショーとの差別化の源泉となってきた。
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