メルカリの「単発バイトアプリ」利用者伸ばす世相 「何が利点なのか」利用者と店舗の声を聞いた
小泉さんが働く様子についても見学させてもらった。勤務状況は店舗側が提示するQRコードをアプリで読み込んでチェックイン、チェックアウトすることで管理。それぞれの仕事の前に説明があり、スムーズに店頭の掃除や洗いもの、ピザの配達などの仕事を行っていた。
「お店ごとにルールや仕事のやり方は異なりますが、同じ業種であれば仕事内容が大きく変わるわけではありません。スポットワーク初日はとても不安だったのですが、お店の方が丁寧に教えてくれたこともあって、以降は不安なく働くことができています。どのお店も仕事の前にはちゃんと説明してくれますし、経験を積むごとに働きやすくなっています」(小泉さん)。
「メルカリ ハロ」では勤務終了後に給料がその場で確定し、登録している金融機関にすぐに振り込みが依頼される。将来的には、グループ会社のメルペイを通じて、メルカリの決済アプリ「メルペイ」での給与デジタル払いを実現する予定だ。
人員を確保しやすくなった
スポットワークではその都度、働きに来る人が異なる。それに対して、店側ではどのように感じているだろうか。今回、小泉さんが働いた「ドミノ・ピザ 西麻布店」の店長、星野亮さんにも話を聞いた。
「配達が初めての方には指導する時間をたくさん取るようにしています。ピザの配達を経験したことがある人には、すぐに仕事に取り組んでもらいます。さすがに在籍するクルーに比べると業務効率は劣るのですが、遜色ないくらいの人も来てくれて助かっています。
今はメルカリ ハロのワーカーの約半数がリピーターです。逆にうまく仕事をこなせなかった人は、おそらく本人もこの店は違うと思うのか、リピートはありませんね」(星野さん)
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