仕事の息抜きに重宝されているコーヒーやチョコレートなどの嗜好品は、コンビニで買える代表的なアイテムですね。コーヒーもチョコレートも、健康にいい説、悪い説の両方がありますが、どちらも原料は植物。野菜や果物と同様、ポリフェノールによる健康効果が見直されています。
ポリフェノールは、植物が日光の紫外線、微生物や害虫など、外敵から身を守るための物質で、ほとんどの植物に含まれていると考えられています。実際にはそういった物質が数千種類あり、「ポリフェノール」というのはその総称。抗酸化作用や解毒作用があり、生活習慣病やがんの予防、活性酸素を除去して病気を未然に防ぐ効果などが期待されています。
コーヒー&紅茶は、1日何杯までOK?
ポリフェノールは、色の濃いものや苦いものに多く含まれる傾向があり、野菜や果物の濃い色、強い香りも、ポリフェノールによるものです。代表的なものに、カカオポリフェノール、クロロゲン酸、カテキン、アントシアニン、イソフラボンなどが挙げられます。
「コーヒーや紅茶の飲みすぎはよくない」と聞いたことのある方が多いと思いますが、これは「カフェイン」の摂りすぎを懸念するもの。ただ一方で、コーヒーに含まれるクロロゲン酸や、緑茶・紅茶に含まれるカテキンには血糖値改善効果や血圧調整、抗炎症作用があるとわかっています。
近年の疫学研究では、コーヒーや紅茶(緑茶)を飲まない人よりもよく飲む人のほうが、死亡率や疾患の罹患率が低いことがわかっています。またカフェインによる悪影響も、健康な方なら、コーヒー、紅茶で1日3、4杯、緑茶で5、6杯に抑えれば問題ないようです。
ポリフェノールと言えば、もうひとつ欠かせないのがチョコレートです。仕事中の息抜きに欠かせないという方も多いのではないでしょうか。ただ、チョコレートはカロリーや脂肪分が高いため、食べてしまうと罪悪感を抱いてしまうという人も少なくないでしょう。
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