内向的な子に「やってごらん」より大事なこと 子どもの性質を確認、短所と誤解しないように

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この繰り返しによって、子どもは家族以外の人に対する安心感や信頼感を持てるようになっていきます。時間はかかりますが、子どもに無理なく自信を持たせてあげられます。

無理に背中を押す方法だと、子どもの中に信頼感や自信は得られず、その場限りになってしまうので、いつまでも親が背中を押し続けなければなりません。

ひとり遊びが好きだと心配になるが…

② 子どもの好きなことに協力

子どもの好きなことを目いっぱいさせてあげることは大切です。

好きなことがひとり遊びだと、親はつい「外でお友だちと遊んだら?」と思ってしまいますが、子どもの「好き」は何よりの宝物で、内向型とHSC型の子どもにとってはいっそう大切なものです。

なぜなら、誰にも邪魔されず存分にこころと身体を遊ばせる時間が、子どもの思考力・創造力・自律心を育むからです。

子どもが好きなことに没頭できるように、時間と場所の確保や物品の準備に快く協力してあげましょう。また、親が一緒に遊んだり、興味を持って子どもの作品を眺めたりするのもよい方法です。

③ 子どものペースを尊重

内向型の子どもは自分のやりたいことやペースを尊重してもらえないと、強いストレスを感じます。

イライラしたり、物事を投げだしやすくなったり、口ごたえが増えたりすることもあります。たとえ要領が悪く不器用に見えても、子どもが自分でやりたいという気持ちを尊重してあげてください。

逆にHSC型の子どもは、周りの意向をキャッチして合わせてしまいがちです。大人側が気をつけて、子どものペースを守る必要があるでしょう。

④ 子どものいいところを認める

子どものいいところを見つけて、認めてあげましょう。内向型・HSC型の子どもには、たとえば次のような長所があります。

【内向型のいいところ】

●自分なりの考えがある

自分で理解・推測をして、慎重な行動をとり、自分なりのやり方にカスタマイズします。いつも見直しをして、よりよい方法を模索します。

●独自の世界観がある

内向的な子どもは、なんでもよく考えます。人に言われたことや教わったことを鵜呑みにせず、自分にとっての意義や価値をよく考えてみたいのです。それが独自の世界観を生みだします。

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