傷つき体験のある子どもも
また、内向的の分類にトラウマ型を加えた理由は、傷つき体験のある子どもが内向型やHSC型だと誤解されることがあるからです。
傷ついた出来事があると、元来の性質にかかわらず人は誰でも消極的になったり、些細なことに敏感に反応したりします。それが、内向型やHSC型の性質と重なるので、区別が難しくなります。
トラウマという言葉から、虐待やネグレクトをイメージするかもしれません。しかしそうではなく、小さい日常的な傷つきがケアされないまま、傷つき体験が繰り返されることでトラウマになることがあります。
たとえば、あいさつできないことを人前で叱る、もしくは「なんでできないの? もう知らない」と突き放すと、子どもは不安や怒り、悲しみを感じます。
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