謙遜は、奥ゆかしい日本の美徳ではありますが、選ばれる人になるパーソナル・ブランディングの観点からは好ましくありません。
謙遜しすぎは、自分を安く扱うことになります。どうしても謙遜したい場合は、「恐れ入ります」「もったいないお言葉で」と答えてはいかがでしょう。相手を立てていることにもなるので、上品です。
では、「最近、いい仕事をしてますね!」という言葉に、選ばれ続ける人はどう答えるべきでしょう? 私が考える模範回答はこれです。
「ほんとですか!? うれしいです、ありがとうございます!」
これが、愛のボールを、ガッチリと受け取っている状態。
「◯◯さんにそう言ってもらえるなんて、また頑張れます」
こんなふうに付け加えたら、お互いにうれしいもの。
「これからもご指導をよろしくお願いします」「お客様がいつも利用してくださっているおかげです」、ここまで伝えたら、リピーターが増えそうです。
「ほめ言葉」に気付かない人の盲点
愛のボール、すなわちほめ言葉は、日常生活で急にこちらに飛んでくることがあります。投げる人も上手に投げてくれるとは限らなくて、半端な体勢からほめ言葉を急に放ってきたりします。
だから、どんなときも、自分からきちんと受け取りに行くことが必要です。それが、相手への優しさであり、謙虚ということなのです。
「なぜ自分は、人から選ばれないのか」と思っているあなたは、実は指名の前段階で、軽い前触れとして飛んでくる「ほめ言葉」に気付かず、失礼な態度を取っている可能性があります。
ほめ言葉を上手に受け取れない人は、指名されません。
人からの愛の言葉を大切にし続ける人は、いずれ「自分が大切にされていること」「周囲に必要とされていること」を実感できるようになります。
ここまできたら、自分が確実に選ばれる人に近づいていること、自分の存在感が上がっていることに気付くでしょう。
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