ホンダ新型EV「N-VAN e:」を見た現オーナーの本音 ガソリン車から乗り換えるメリットを考える

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N-VAN e:のドア内張り
N-VAN e:のドア内張り(写真:三木宏章)
筆者が乗っているN-VANのドア内張り
筆者が乗っているN-VANのドア内張り(筆者撮影)

また、従来あった左右フロントドア内側のポケットはなくなった。筆者の場合、ポケットの助手席側に車検証など、運転席側にはポケットティッシュなど小物を入れている。e: FUNでは、ドアポケットのかわりに、運転席の裏側にシートバックポケットを従来の1段から上下2段に変更(他グレードは1段のまま)。また、助手席の裏にヘッドレスト収納バッグを追加している。おそらく、これらに車検証などの書類や、後席や助手席をフロアに収納する場合に取りはずすヘッドレストを入れる設定のようだ。

N-VANはただでさえ収納スペースが少なく、とくにグローブボックスがないことで、運転席や助手席近くにモノを入れにくい。そのため、ドア内側のポケットは、筆者の場合、小物をすぐに取り出せる収納場所として重宝していた。こうした点で、N-VAN e:は、実際に乗ると、ちょっと使いづらさを感じるかもしれない。

メーターやシフト操作などはEV仕様に

N-VAN e:のメーター
N-VAN e:のメーター(写真:三木宏章)
筆者が乗っているN-VANのメーター
筆者が乗っているN-VANのメーター(筆者撮影)

運転席では、メーターに7インチTFT液晶タイプを採用。ガソリン車は、中央の速度計や左の回転計はオーソドックスな機械式。右側には燃費や走行距離、安全運転支援システムの作動状況などを示すマルチインフォメーションディスプレイを備える。N-VAN e:が採用した全面液晶パネルのメーターは、すべてがデジタル表示となり、より大きくて見やすい仕様となった。また、多様な情報を直感的に見ることができそうな点も好印象だった。

さらに、e: FUNをはじめN-VAN e:では、シフト操作の方式も変更され、エレクトリックギアセレクターを採用する。最近のホンダ車に多いスイッチ式だ。ガソリン車に採用されているオーソドックスなバータイプのシフトレバーに慣れていると、最初は戸惑う場合もあるかもしれない。だが、慣れれば、スイッチを押すだけなので、よりイージーにシフト操作ができるだろう。

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