高市スープラもその一例? NSXにGT-R…「レストア=車の再生」が日本に自動車文化を芽吹かせる

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NISMOが手掛ける日産「スカイラインGT-R」(筆者撮影)

いま、クルマのレストアに注目が集まっている。

英語「restore(再生する)」を語源として、古いクルマを新車の状態に戻すような大幅な修繕を施すことを意味する。

例えば、高市早苗首相が20年以上にわたり所有していたトヨタ「スープラ A70型」は、奈良トヨタがレストアしたものだ。

奈良トヨタ「まほろばミュージアム」に展示される高市早苗首相の元愛車「スープラ」(筆者撮影)

25年11月、トヨタの初期モデルや名車を集めた奈良トヨタの自動車博物館「まほろばミュージアム」で実車を見たが、ちょうど同車を屋内から屋外に移動するときで、搭載する2.5Lターボの躍動的なエキゾーストノートを聞くことができた。

同館関係者によると、地元奈良出身の高市氏が首相に就任してから「高市スープラ」を目当てに訪れる人が増えているという。なお、見学は無料だ。

そのほか、女優の伊藤かずえさんが日産「シーマ」を30年以上所有していることに対して、日産の有志チームが「日産からの感謝の想い」として同車のレストアを21年から手掛けたことも、大きな話題となった。

「AE86」を中心に展開するトヨタ

こうした企業による社会貢献やマーケティングの観点でのレストア以外に、近年は自動車メーカーによる一般ユーザー向けの有料レストアや、復刻部品であるヘリテージパーツ拡充の動きが広がっている。

直近では、1月に千葉・幕張メッセで行われた「東京オートサロン2026」では、トヨタが「レビン・トレノ AE86型」が搭載する「4A-GEU」エンジンのシリンダーヘッドやシリンダーブロックなどの復刻パーツを展示した。

東京オートサロン2026に展示された「4A-GEU」エンジンの復刻パーツ(筆者撮影)

トヨタ関係者によれば、これら復刻パーツには、新車当時は行っていなかった鋳物部分の加工などをすることによって、エンジン個体での性能のばらつきを抑制しているという。そのほか、「スープラ A80型」のダッシュボードも展示された。

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