高市スープラもその一例? NSXにGT-R…「レストア=車の再生」が日本に自動車文化を芽吹かせる

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「ジャパンモビリティショー2025(一般公開25年10月31日〜11月9日)」では、水平対向ターボエンジンを使い、幅広い世代がカスタムを楽しめるユーザープログラム実現を目指した「Performance-B STI コンセプト」が、自動車業界内で大きな話題となった。

注目される理由は、他社にない多様なレベルの実現を目指していることだ。ただし、パワーアップの度合いや、空力・ドレスアップ・足回りなど、実際にどのレベルまで柔軟に対応できるかは、検討段階となっている。

「Performance-B STI コンセプト」は市販車に近い形が登場を予見させる(筆者撮影)

こうしたビジネス領域では、将来的にレストアも視野に入れた対応が考えられるだろう。前述のような他社のレストア関連の事業拡大路線を見れば、スバルもレストアへの参入宣言があってもおかしくはないはず。

そんな視点でスバル幹部に問いかけてみたところ、レストア事業への将来的な参入の可能は否定しなかったが、「すぐに開始できる状況にはない」との見解を示した。

レストアを行うには販売店できめの細かい対応が必須であり、すでに市場に出回っているスバル車も含めたレストア事業を始めるには、十分な準備が必要だからだ。

2012年に登場した「BRZ」もヘリテージパーツのニーズが生まれると見る(写真:SUBARU)

一方、スバルが生産してきた「BRZ」と「86」については、スポーツカーとしては生産量が多く、「将来的にヘリテージパーツの必要性がある」との認識だった。

単なる「平成ブーム」「旧車ブーム」ではない

トヨタのヘリテージパーツ事業関係者によれば「補修部品の生産と在庫については、一般的に生産開始から20年程度が目安だが、正確に何年先までという考えはない」との見解だ。初代BRZと86の量産開始は、今から14年前の2012年である。

昨今、「平成」がブームとなり、当時のクルマへの感心も高まっており「旧車ブーム」と言われることもある。しかし、自動車メーカー各社がレストア事業を重要視する背景を「旧車ブームだから」と、単純に説明づけるべきではない。

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