今の軽自動車の売れ筋は、背の高い箱型の車体にスライドドアを備えた「スーパーハイトワゴン」だ。
ホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」をはじめ、各社とも工夫を凝らした製品を送りだしている。
とはいえ、スーパーハイトワゴンは、軽自動車枠を目一杯使ったキャビンの広さと使いやすさが最大のアピールポイントだから、見た目で個性を出すのは大変ではないかと思っている。
そんな中、ひと目でわかる外観で支持されているのが、三菱自動車の「デリカミニ」だ。デリカミニは、同じ三菱自動車の「eKスペース」の派生車種であるが、ベースモデルを完全にしのぐ勢いで売れている。
そのデリカミニとeKスペースが、基本設計を共有する日産自動車「ルークス」とともに、モデルチェンジを実施。デリカミニとルークスについては試乗する機会にも恵まれたので、デザインを中心に報告する。
“デリ丸。キープ”の新型デリカミニ
初代デリカミニの発売は2023年5月だから、2年半でのモデルチェンジになる。一般的なモデルチェンジの間隔より短いのは、eKスペースのライフサイクルの途中で、クロスオーバー版の「eKクロススペース」の代替として登場したからだ。
当初は兄貴分になる「デリカD:5」とかなり違う顔つきが指摘されることもあったが、そのような意見を吹き飛ばしたのが、CMに登場した「デリ丸。」だった。
ボディを思わせる四角い顔、半円形のヘッドランプを模した目、バンパー下のスキッドガード風アクセントをモチーフにした牙など、実車の特徴をうまく掴んだやんちゃ可愛いキャラクターが、ユーザーに刺さった。
デビューした2023年度には、CM総合研究所が主催する「BRAND OF THE YEAR 2023」において「消費者を動かしたCM展開 特別賞」を受賞している。三菱自動車が同賞を受賞するのは初めてのことだ。
そうなれば新型も“デリ丸。キープ”で進めるのは自然な流れだろう。


















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