見どころはどこに?新型「デリカミニ/ekスペース/ルークス」のデザインに見る創意工夫と新機軸

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2本あるフロントピラーの手前側をインパネ同色として、ルーフまでぐるっと回していることも特徴だ。こちらはルークスの試乗会で説明があり、後席から前方を見たとき、スクリーンに景色が映るような雰囲気を狙ったそうだ。

インストルメントパネルと同色のピラーはルーフまでぐるりと囲む(筆者撮影)

ドアトリムの色分けを斜めにしたり、シートの背もたれ上部に素材を切り替えを入れたり、色の選択を含めてインテリアコーディネートはなかなか凝っているし、軽自動車にありがちな子どもっぽさがないのが好ましい。

カラーと素材感で個性を出す「デリカミニ」のフロントシート(筆者撮影)

収納スペースが工夫されていることも目についた。たとえば、センターのカップホルダーは充電コードの抜け穴を設けており、運転席側のカップホルダーには格納可能なストッパーを内蔵するなど、ユーザーの使用シーンを想定した配慮に感心。

シートは、前後ともふっかりした着座感が心地よい。表皮は車種によって大きく違っており、ヘッドレストにかどまる四角のラインを入れたルークスに対し、デリカミニからはアウトドアテイストが伝わってくる。

明快なデリカミニ、控えめでもモダンなルークス

走りにおいても、ルークスとデリカミニには違いがあった。

先に乗ったデリカミニはターボエンジンの4WDで、あとに乗ったルークスはターボと自然吸気(写真)のいずれも2WDだったが、デリカミニはサスペンションのチューニングが独自であるうえにタイヤサイズが165/60R15、ルークスはターボ/自然吸気とも155/65R14だったことが大きい。

「デリカミニ」にのみダイヤル式のドライブモードセレクターがつく(筆者撮影)

悪路走破性は、独自の走行モードを持つデリカミニが上になるが、舗装路はルークスのほうが、ステアリングのインフォメーションやサスペンションのしっとり感で上回っていた。静粛性を含めた快適性は、ライバルと比べても上位にあるだろう。

両車の加速感は似ていて、「唐突感がなくリニアに立ち上がるようにした」というエンジニアの言葉どおりだったが、自然吸気ではもう少し力が欲しいとも思った。

明快なキャラクターにさらに磨きをかけたデリカミニに対し、ルークスは押し出しこそ控えめながらモダンで落ち着いたデザイン、洗練された乗り味や走り味に好感を持った。

「見えルークス!」の次は、このあたりをアピールするプロモーションを望みたい。

【写真】もう一度見てみたい「デリカミニ/ekスペース/ルークス」デザインの違い(20枚)
森口 将之 モビリティジャーナリスト

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もりぐち まさゆき / Masayuki Moriguchi

1962年生まれ。モビリティジャーナリスト。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『富山から拡がる交通革命』(交通新聞社新書)。

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