ミニ新型EV「エースマン」温故知新デザイン進化論 つねに新しいスタイルであり続ける4つの意識
ミニの新型車「ミニ・エースマン」が、2024年6月6日に日本で販売開始された。実車のデリバリーが始まるのは今秋からだ。バリエーションの多いミニのラインナップで、潜在的購買層に、いかにこの新型車の存在意義を見いだしてもらうか。デザイナーの語るコンセプトが興味深い。
ミニファミリーの中でエースマンの役割とは
ミニ・エースマンは、先に登場している新型「ミニ・カントリーマン」と、やはり新型になった「ミニ・クーパー」の中間に位置するサイズの4ドアモデル。全長は4080mmで、ヤリスクロス(4180mm)よりコンパクトだ。
そのぶん、日本の路上には向いていると言えそうだ。電気自動車しか設定がないのは、一部の人にとってはガッカリな要素かもしれないが……。ただ、内外装のデザインをうたうだけあって大胆で、大きな魅力になっている。
エースマンのポジションを確定するために、デザインの担う役割は大きい。そう語っているのは、ミニのデザインを統括してきたオリバー・ハイルマー氏だ。
エースマンのプレス向け試乗会に先駆けて、ハイルマー氏にインタビューする機会があった。2017年からミニのヘッドオブデザインを務めてきた人物で、40代最後の年を迎えているベテランだ。
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