【WRCのために生まれ、姿を消した名車の功績】三菱「ランサーエボリューション」の歴史と、現行モデルに引き継がれる伝統のテクノロジー
三菱自動車(以下、三菱)のクルマには、昔から高いオフロード走破性を特徴とする機種も多い。現代のモデルでいえば、「アウトランダーPHEV」や「デリカD:5」など、主にSUVやミニバンが該当する。だが、かつては、クーペやセダンなどにもそれらの源流といえるモデルが存在した。なかでも、1990年代を中心に一斉を風靡したのが「ランエボ」の愛称で知られる「ランサーエボリューション」だ。
1992年に登場した初代以来、「WRC(世界ラリー選手権)」などで数々の栄光を獲得。レースの現場で鍛え上げられた高い4WD性能や、スポーティかつ俊敏な走りが魅力のスポーツセダンだ。2016年の販売終了まで、約23年間もの間高い人気を誇り、多くのファンを獲得。また、現在のモデルにも受け継がれる数々のテクノロジーなどを生み出したことでも知られる名車だ。
当記事では、そんな三菱を代表するヘリテージカーの1台、ランサーエボリューションの歴史を振り返ることで、あらためてその功績などを掘り下げてみたい。
第1世代:1992~1995年「ラリーで勝つために誕生」
ランサーエボリューションは、大人気を誇った1990年代や2000年代初頭に、毎年のようにモデルチェンジを繰り返したことでも有名。そのため、初代の登場から2016年の販売終了までの約23年間で、メインモデルで10機種、ワゴンなど派生モデルも入れると非常に多くの機種が存在した。そして、それらを大まかに分けると、主に4世代になる。


















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